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夜尿症のページ
○おねしょについて
○おねしょはなぜ起こるの?
○おねしょをきたす病気
○専門外来ではどんなことをするの?
○おねしょについて
小学生で月1回以上おねしょをする人はどのくらいいると思いますか?答えは意外に多く、10人から20人に1人いるといわれています。40人学級のクラスだと2~4人いることになります。こんなにたくさんいるのにあまり知られていないのは、自分がおねしょをしているということが誰かにわかると恥ずかしいと思うため、誰にも言うことができず密かに悩んでいるお子さんが多いためからかもしれません。実際おねしょの悩みは深刻なことがあり、本人は自信をなくしていることも多いのです。その原因のほとんどは生理的なものですが、とくに治りにくい場合は病気が隠れていることもあります。
○おねしょはなぜ起こるの?
おしっこは、腎臓という器官からつくられます。腎臓は、血液の液体成分をいったん全部濾過し、そのうち体に必要な水分や栄養分を再び体に取り込んで、余分な水分や老廃物を体外に尿として排泄します。腎臓でできた尿は、尿管という管を通じて、膀胱という袋に溜められます。そして、ある程度膀胱に尿が溜まると、それが脳に伝わり、おしっこがしたくなります(尿意)。ただ、おしっこがしたくなってすぐに尿が出ると困るので、我々はある程度脳からの指令によりおしっこを我慢することができます。
おねしょは、膀胱で溜めることができないくらいのたくさんの尿が腎臓で作られるとき、膀胱の働きが弱くて尿を少ししか溜められないとき、そして日中はある程度できる我慢が、睡眠中はうまくできないような状態のとき、あるいはこれらの組み合わせなどによって起こります。
これは本人の気持ちの問題でなく、体の問題ですので、本人を叱っても何の意味もありませんし、むしろおねしょが治るのが遅れる原因となることさえあります。
○おねしょをきたす病気
おねしょはそのほとんどが、その未熟性によるもので、病気でないことがほとんどなのですが、時には病気が原
因で起こっていることがあり、注意が必要となります。
表 おねしょをきたす病気
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尿がたくさんできる病気 |
両側性腎奇形(低形成腎、異形成腎)、水腎症、腎性尿崩症、神経性多飲症、糖尿病、中枢性尿崩症他
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膀胱に尿が溜められない病気 |
尿道狭窄、尿道弁、尿道リング状狭窄、慢性尿路感染症、膀胱尿管逆流症、膀胱憩室、過活動膀胱、神経因性膀胱、慢性便秘他 |
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その他 |
注意欠陥多動性障害、睡眠時無呼吸、てんかん他 |
○専門外来ではどんなことをするの?
夜尿症外来では、問診やおうちでの観察によりおねしょのタイプや重症度を評価し、何か病気が隠れている可能性が疑われる場合は、採血検査や尿検査その他で確認します。病気の場合はその治療が必要となりますが、生理的なものの場合は、生活指導・薬物療法・アラーム療法などを組み合わせることにより、かなりしっかりと治療できるようになってきています。治癒までには時間がかかることもありますので、気長にみていくことが大切です。
治療により症状が改善すると、自分に自信がでてきてみるみると明るくなっていくことが多いです。そういった姿をみるのは医師としてとてもうれしいものです。
夜尿症はとくに初診時は、30分程度かけてゆっくりお話を伺っています。一般外来で多くの患者さんが待っておられる時は、ゆっくりお話を聞くことができません。そのため、専門外来での予約診療とさせていただいています。学校の関係などで、どうしてもその時間帯の受診が難しいときは、ご相談下さい。
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